ごあいさつ


この十数年京都、神戸、東京を中心に催事を通してヨーロッパのアンティーク陶磁器を紹介、販売させて頂きました。

 

欧州には沢山の伝統ある陶磁器メーカーがあり、いろいろなクオリティーの高い商品を扱わせて頂きましたが、その中で特に力を入れたのが、19世紀のマイセン人形とKPMベルリンの陶板画でした。

 

マイセン人形の製作現場を見学するチャンスがありましたが、花籠を持った少女一体を製作するのに、最初手、足、首など二十数点を予め用意し、それを接着粘土で繋 ぎ合わせて乾燥、素焼きの工程に入っていくのを見て、これだけ手をかけてるからこそ世界最高峰の磁器人形ができたのだと納得した次第です。

 

またKPMの陶板画に至っては、完成までに色を塗り、炉で焼くプロセスを11回から12回繰り返してあの全く筆筋の残らない優れた絵を陶板上に実現しているのです。

 

何故この気の遠くなるような製造プロセスが可能だったのか?

それは、二つのメーカーが夫々ザクセン王国、プロイセン王国の庇護のもとにおかれたからに他なりません。いわゆる官窯です。

前書きが長くなりましたが、今アンティーク陶磁器の扱う範囲を和物に広げるにあたって、どの窯(メーカー)の作品を扱うかを思案した時、前述の体験からできれば日本唯一の官窯(藩窯)である鍋島焼に照準を会わせようと決意しました。

ご存知のように、鍋島作品の製作数は少なく、特に色物は殆ど見かけることもないほど希少なものですが、数年間の準備期間を経て、何とかホームページに掲載できる準備が出来ましたので、ここに「西都原」を立ち上げることにしました。

当店では、鍋島を初めとする名品の数々を、皆様に自信を持ってご紹介して参ります。

どうぞ今後ともご指導・お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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